Message from Concertmaster
● コンサートマスター ミスティ Sugioka
本日はお忙しい中、Lee-Sarah Special Bigband 初CD発売記念コンサートへお越し頂き、ありがとう御座います。2009年にバンド結成25年という節目の年を向かえ、昨年は、東京FMホールにおける神保彰氏との競演、CD作成と、心に残る集大成の年でした。それから1年、八戸で活躍するWild Wind Bigbandとの競演、横浜JAZZプロムナード、新宿"J"単独ライブなど、新たな目標を模索しつつ、精力的に活動して参りました。本日のコンサートでは、新曲7曲を加え、スウィング、ボサノバ、ファンク、バラードと、Lee-Sarahならではの多彩な曲を選曲してみました。特に、われわれとも親交が深い守屋純子さんオリジナルの4曲は、美しい旋律、心地よい変拍子、エキサイティング、スリリング(?)と、ビッグバンドの魅力を十分、堪能いただけるかと思います。まだまだ力不足の面もありますが、昨年とは違うLee-Sarah Specialを楽しんで頂ければ幸いと思います。我々の記念すべき初CD、本日も開場受付にて販売しております。皆様是非お買い求めください。
本日のプログラム
● プッチーニ Kawashima
--- 1st Stage ---
(1) Burnin’
俺は燃えているぜ!という気迫をみなぎらせた曲。ビッグバンドマニア以外には全く無名のドン・メンザという人の作曲です。Burnといえば古いロックファンならパープルですが、我々は情熱の赤!ということで今日はちょっと襟元をキメてみました。
(2) A Salute to Elvis Costello
作曲者マット・キャッティングガブからエルビス・コステロへのご挨拶。曲調としてはパンクロックのコステロとはまったく似つかぬものですが、我々が演奏するにはまったく問題ありません。なにせリーサラメンバーのほとんどはコステロの曲を知らないですし。
(3) I Gotta Right to Sing the Blues
ハロルド・アーレン作曲のジャズスタンダードで、編曲サミー・ネスティコのリーダーアルバムに収録されている曲。あたしゃブルースを歌いたいんだ(と酒を片手に熱く語る)。ということで、しみじみとお聴きください。ちよりの新子安ブルース!
(4) It's Only a Paper Moon
この曲を主題歌で使っている1973年の映画「ペーパームーン」でアカデミー助演女優賞を受賞したのがまだ9歳の天才少女テータム・オニールでした。紙でできた月だって君が僕を信じたら偽物じゃないという少々強引なラブソング。
(5) Skylark
名曲スターダストで知られるホーギー・カーマイケル作曲によるスタンダードジャズ曲。ボーカルの音程が少々上下するとしても、それはコブシをまわしているに違いありません。そう信じて聴いてください。ひばり節ならぬうらら節をご堪能あれ。
(6) This Can't Be Love
これは恋じゃない、だって心地いいんだもん。なんかいい雰囲気の春って感じで今の季節にはいい曲ではないでしょうか。リチャード・ロジャース&ロレンツ・ハートの名コンビが作り出した佳作。軽快なビッグバンドアレンジはリーサラの母ピップによるものです。
(7) Central Park West
テナーサックスの巨匠ジョン・コルトレーンによる若々しいころの演奏が原曲。ビッグバンドとしてはウディ・ハーマン・オーケストラで演奏されています。キョンシーのテナーが美しい公園の風景を描き出してくれるはずですので、目を閉じてお楽しみください。
(8) Groovin' Forward
一昨年発売された守屋純子オーケストラのCDタイトル曲。人生もジャズも後ろは振り向かずいつも前だけを向いていこうというのが守屋さんのメッセージ。皆さんもこの曲を聴きながら一緒に前を向いて進んで行きましょう!
--- 2nd Stage ---
(1) I'm Getting Cement All Over EWE
トミー・ドーシーの名バラードI'm Getting Sentimental Over You をモチーフにして作ったのだろうとは思いますが、雌の子羊というEWEにセメントをかけているアルバムジャケットなどちょっとふざけすぎ。といっても曲の方は笑ってはできないハードなものになっております。
(2) This Is for Sammy
守屋純子オーケストラから2曲目のチョイス。カウントベイシー楽団などに曲を提供した名アレンジャーのサミー・ネスティコとの共演を機に守屋さんが作った曲です。リーサラもネスティコ得意のゆったりスウィングする演奏をしたいと思っています。
(3) Hit the Ground Running
これまでもリーサラスペシャルが多く取り上げてきた作編曲家ゴードン・グッドウィンのファンキーな曲。タイトルは本格的に活動しなさいという意味です。まあ、一応やっているつもりなんですが、25周年を過ぎて我々ももう一度気を引き締めて行きたいと思います。
(4) S' Wonderful
ミュージカル映画「パリのアメリカ人」でジーン・ケリーが歌い、「パリの恋人」でフレッド・アステアが歌っているガーシュインの名曲。歌っている人は貴方がいるってスンバラシイ!と浮かれた気分になっております。
(5) My Funny Valentine
This Can't Be Loveと同じリチャード・ロジャース/ロレンツ・ハートの最強コンビによる超有名曲。見た目はいまいちでもハートが大事だと多くの男性を勇気づける曲をうらら姉さんが心を込めて歌います。
(6) One for Monterey
アメリカ西海岸のモンタレーは伝統あるジャズフェスティバル開催地として有名ですが、リーサラ・スペシャル・ビッグバンドはこれまでに2度もそのステージに立つことができました。海沿いの美しい街並みをイメージしてお聴きください。
(7) A Thousand Cranes
このコンサートで3曲目の守屋純子ナンバー。様々な色が重なり合う千羽鶴を守屋純子さんの次に守屋サウンドを理解していると自負する(守屋さん本人公認!)ピップが美しいメロディで描き出します。
(8) One for the M.P.C.A.
最後もやはり守屋純子オーケストラから彼女得意の変拍子曲でCD収録最難関曲。M.P.C.A. とは音楽評論家で組織する日本ミュージックペンクラブ賞。この団体からの受賞記念として書かれた曲で、守屋さんの考えるビッグバンドらしさがふんだんに盛り込まれています。
2010年度の活動
● ゴンザレス Fukutsu
◆ 2010年2月7日 結成25周年記念コンサート
"東京FMホール" very special guest 神保彰
もう一年経ったのかと思ってしまうほど思い出深く印象深い25周年記念コンサート。神保さん、また30周年に是非!
◆ 2010年3月28日 プライベート・レコーディング
東京FM "studio Iris"
25周年記念コンサートの余力を駆って、初CDをレコーディング。メンバーT部長の尽力に感謝。8曲を正味半日で録音する強行軍にもかかわらず、終わったらきっちり打ち上げ。
◆ 2010年7月3日 他人には聴かせられないコンサート
"日本青年館 中ホール"
社会人ビッグバンドの合同発表会に客演として参加。会場は熱気に満ちて、こちらが元気をもらう最高のステージ。日本のビッグ・バンドはこれからがブームだ!
◆ 2010年7月24日 相鉄線ジャズトレイン
電車の中で演奏する変わり種企画。2年連続参加。ピップは、優先席に座って優雅に演奏。管のメンバーとVoは、揺れながらの演奏で足腰を鍛えられたかも。
◆ 2010年9月25日 プライベート・コンサート in 秋谷
葉山の先、秋谷海岸に建つH氏の超豪華別荘での、プライベートライブを決行。相模湾を一望できるロケーションと、フルバンドが入るリビングの広さにメンバーあ然。天気もよくて最高!セレブ気分満喫の一日。
◆ 2010年10月1日 結成25周年記念CD、リリース "The 25th Anniversary"
3月に録音した25周年記念CDがいよいよリリース(ってどこに?)。ちなみに、CDデザインはピップのご主人のレッド氏。キャラメル包装されたCDに感激!
◆ 2010年10月2日
青森 "八戸市公会堂" w/ Wild Wind Big Band
リーサラの元メンバー、ハチ氏が八戸で率いる「Wild Wind Big Band」のコンサートに乱入。千人超の大観衆を前に、ダブルフルバンで演奏。コンサートの雰囲気も、終了後の宴会も最高!八戸は本当にいいところ。ハチさんに大感謝!
◆ 2010年10月10日 横濱 JAZZ プロムナード
"ドックヤードガーデン"
大きなイベントになった横濱JAZZプロムナードに参加。都合で参加できなくなったメンバーの代わりに、ゴドブザデ氏を招聘。ゴドブザデ氏の超絶ソロに、ドックヤードガーデンは興奮のるつぼに!
◆ 2010年11月6日 ライブ
新宿 "J"
有名な新宿の「J」からお声がかかり、初出演。3ステージの長丁場をなんとか乗り切ったものの、終演後時間が遅くなり、打ち上げはほどほどという、リーサラ史上珍しいパターン。
◆ 2010年12月28日
忘年会 "Studio Schloss"
いろいろあった2010をしめくくるため、リーサラファミリー(?)のアスカさんのラウンジで忘年会を実施。秋谷のライブに呼んでくださったH氏も飛び入り参加して、熱唱。これで、Hさんもリーサラファミリー入り(?)。
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